[インダストリアルデザイン事務所] 6.インダストリアルデザインとCMFデザインとの付き合い方

CMF デザインとは

 

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[インダストリアルデザイン事務所] 6-1.インダストリアルデザインにおけるCMFデザインとは

株式会社 CMF Design Labではインダストリアルデザイン、工業デザインのCMFデザインの分野において相談・依頼を承っております。

インダストリアル、工業デザインとCMFデザインの関係について簡単に御紹介いたします。

インダストリアル、工業デザインが発展した経緯や工業製品の量産方法、技術、製品の形など、デザインにおいてその概念が重視されました。
インダストリアルデザインは1920年ぐらいから盛んになりました。

第一章で申し上げたように、その頃はまだCMFデザインという概念はなかったです。
1978年イタリアのデザイナー クリノ・トリニ・カステッリ氏が源流を創ったデザイン戦略だったわけですが、1920年ではどのような解釈で素材や開発を行ってきたのか?
その頃は、ただ素材の特性を調べ、製品として組み込まれていたようです。
今の時代のようにそれほど情報量がなく、素材メーカーも限定されていたでしょう。
ヨーロッパの産業では独特な風潮があります。
現代でもそうですが、あまり、製品をリニューアルしません。
日本の企業とは概念が少々違います。
同じもの長く売るということが、ヨーロッパの風潮である為、素材の開発というのはあまり聞こえてこないのが現状です。

また、そのヨーロッパの風潮とは逆に日本の産業では新規開発や新素材開発がかなり、頻繁に行われています。
この素材開発により工業部品や工業製品が発達してきました。

このような文化背景から、現代の最新テクノロジーを持っています。
携帯電話や医療機器では日本の製造メーカーも世界で活躍できるほどです。

さて、お話を戻しますと、プロダクトデザインではCMFデザイン開発の重要性が御座います。

プロダクトデザインとCMFデザインはこの両者が絡み合うことにより、新しい価値観が生まれます。
例えば、光を取り入れた製品など、以上で数多く見られるようになって来ました。
これらの現象は私がソニーで携わった製品がありました。
製品と市場ののトレンド分析からはじまり、製品化した事例が御座います。当時は業界初の取り組みでした。
このように新しい製品のコンセプトを造る際、CMFデザイン開発として、トレンド分析から素材開発まで、反映することが出来たのです。
色々な情報を精査することにより、発信的な製品を造ることはかならずといって良いほど、プロダクトデザインとCMFデザインの結びつきます。

つまり、造形美+素材感や仕上げといった切り口になります。



[インダストリアルデザイン事務所] 6-2.インダストリアルデザイン(工業デザイン)が目指すCMFデザインのとは

インダストリアルデザインの世界ではやはり機能美ということが求められます。
この機能美というコンセプトをいかに表現できるかにより、プロダクトデザインを引立たせます。

さて、ここで機能美と素材の関係とは、どのようなことか簡単に御紹介いたします。

「TIZIO(ティチオ)」

https://shopping.yamagiwa.co.jp/Page/RichardSapper.aspx

こちらの製品はヤマギワで売られている商品です。
前にも御紹介いたしましたが、私の師匠リチャード サッパー師のデザインです。

この製品は1972年ミュンヘンにオフィスをかまえ、イタリア照明メーカーArtemide(アルテミデ)社のために画期的なデスクスタンド「TIZIO(ティチオ)」をデザイン。
TIZIOはイタリア・インダストリアル・デザイン界の最高権威である”コンパッソ・ドーロ賞”をはじめとする多くの賞を受賞し、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定されている。
今での売れているヒット商品です。値段は7,8万する照明としても大半高価なものになっています。

リチャードサッパー 


多分、言われないと気が付かないのですが、このランプ何かおかしくないですか?
台座からケーブルが出ていますが、上部には、棒状の骨組みで構成されていて、ケーブルがないのです。
何故でしょうか?線を這わしてあるのではありません。
そうです。この骨組みにプラスとマイナスの電流を通しているのです。

ケーブルレスのコンセプトは素材選びからはじまり、抵抗値など、色々なスペックを潜り抜けて製品化された、製品です。
機能と造形美このようなコンセプトにより、ニューヨーク近代美術館が賞賛するほどの製品になるのです。

プロダクトデザインとCMFデザインが切れない理由としてよい事例だと感じます。

 

 

CMFデザインの流れ プロダクトデザイン

 

[インダストリアルデザイン事務所] 6-3.インダストリアルデザインにおけるCMFデザインの現場でのちょっとした暴露話

インダストリアルデザインの日常のお話です。
インダストリアルデザインとは造形のデザインになります。
メーカーで勤務していた際のお話です。
デザイン依頼、案件として他の部門から社内で依頼されるのですが、実際、案件の数が多すぎて太刀打ちできません。多いときは8機種など、担当いたしました。
その際に上長にもう少し出来ませんか?という依頼がありました。
すみませんが、今もっている機種で8機種になるので難しいと申し上げました。

ここで言いたいのは、現場は常にその様な感じで進んでいます。

そんなこんなでCMFデザイン開発、素材開発など行えなえていなかったのが現状です。
しかし、会社的には何とか進めようとしました。
当時はCMFデザインという概念を作り上げる為に部隊を設立して進めました。
それにより、製品の変革ができるようになったきたと思います。

簡単ですが、現場ではその様な動きでした。
また、詳細を後の章で少しずく御紹介させていただきます。